「マンガは拡張する」公開収録@マンガサロン『トリガー』全6回に、代表山内康裕が企画およびファシリテーターとして出演します。全6回の先行申込ページはこちらになります。なお、初回8月18日(火)【編集者とは? 江上英樹氏×岩間秀和氏】の個別申込は7月下旬の予定です。
「マンガは拡張する」公開収録@マンガサロン『トリガー』全6回に出演


「マンガは拡張する」公開収録@マンガサロン『トリガー』全6回に、代表山内康裕が企画およびファシリテーターとして出演します。全6回の先行申込ページはこちらになります。なお、初回8月18日(火)【編集者とは? 江上英樹氏×岩間秀和氏】の個別申込は7月下旬の予定です。

2015年7月、半年に一度のマンガナイトメンバー全体の懇親会を行いました。上半期に読んで面白かったマンガを持ち寄り、それぞれ紹介しました。

1つのホテルの中、交錯する人間模様。何かありそうで、結局何もなかったりする。散漫に見えたストーリーも最後に伏線が回収されてスッキリ。「海賊王にお前はおなり!」とは?
最近、巷に来ているらしい「狩猟」ブームの発信元!?ジビエ料理が食べたくなる。
日常的な「散歩」と非日常の「スピリチュアル」という意外な2つの取り合わせが新しい。あまり怖い系ではないので苦手な人も試してみては。
作者の自叙伝とも言える本作。売れ始めていた頃や、離婚の経験など、ちょっと描きにくいエピソードにも向き合っていることに真摯さを感じた。感動の最終巻。
戦時下の長崎を中心にした、時間・空間を縦断するストーリー。普通の人を淡々と描くことで戦争に立ち向かう、こういう絵柄でこそ達成しうる内容。
人気マンガ家へのインタビューによる映画評。映画からマンガに受けた影響は?あまり編集されていない素直な内容に好感がもてた。
お金持ちの残念男子と女子高生がお見合い、その後、男がいじめられまくる王道ラブコメ。理由を求めない、バカっぽいところがいい。読みやすい「花より男子」?
表現がフラットになり、効率が優先されていると感じる昨今のマンガにあって、描かれる感情と絵柄とのリンク具合がすばらしい。主人公を客観的に見ている視点も秀逸。
年収がそれほど高くない女性が物件を探す、そんなストーリー。独身女子の生態をゆるく、すこし切ない話に書いている。霧雨のような柔らかい雰囲気が魅力。
昨今ひそかに流行っているコーヒーマンガ。絵柄がクセになる感じの本作は、基本的に1話完結のスタイルと、大きなストーリーの両方が楽しめる。レシピも入ってお得。
少子化対策のため、政府から結婚相手を決定される未来。SFとしても良くできている。何より、でてくる女の子が可愛いのがポイント!
順風満帆な女子高生があることをきっかけに、地味な女の子と入れ替わる。周りとの対人関係の変化が見どころ。人間の見た目で判断できない部分を考えさせられる。
昔風の、トーンを使わない少女漫画の絵が良い。高校の先生と女子生徒のラブコメ。最初からひと目を気にしない展開が新鮮。絵柄、男女間の関係が高橋留美子作品っぽい?
デスクワークの多い人へ。体の異変には注意しよう。涙がとまらなかったり、景色が霞んで見えるようだったらすぐ病院へ!
単なるドタバタの魔法ものかとおもいきや、最終巻の終わり方がすごく良い。当たり前に「大人になる」ということの意味が問われる。
本にしてほしいWebマンガ1位。腐女子とゲームオタクの、不器用な恋愛が描かれている。欲しい内容がきっちり抑えられている感じ。
正義感は人一倍の主人公。ヒーローになる力を与えられたが、変身すると魔法少女になってしまう!困っている人を助けたい、が、力を使いたくないという葛藤が面白い。
ペルシャをベースにした、架空の国の戦記もの。原作を読んだ人にもおすすめできる。特にマンガでは主人公の「弱さ」がうまく表現されていて感情移入しやすかった。
昭和初期を舞台にした、死を招く画家という噂が立ってしまった主人公のストーリー。絵も美しく、ミステリー仕立ての少し良い話と、全体的に完成度が高いマンガ。男性キャラクターの色気が良い。
料理エッセイマンガ。同作者の他の作品に比べると比較的簡単な料理がとりあげられており、実用的。
天国の世界、脳内世界の描写、トランス感が素晴らしい。アニメもおすすめ。海外からの評価も非常に高い作品。
ダンジョンの中、出てくるモンスターをどうやって食べるべきか…料理ブームもここまできたか。


「何かおもしろいマンガを教えてよ」――マンガナイトに関わっていると言うと、よく聞かれる質問です。誰もが知ってる人気作品を言うのも芸がないし、その人の趣味でないマンガを勧めても仕方ない。「最近読んでおもしろかったマンガは?」と訊くわけですが、そこで挙げられたマンガを自分が読んだことがない。「それってどんなストーリーなの? でてくるキャラクターは?」…と逆質問していき、その人が好きそうなタイプのマンガを想像していくのですが、気に入っているポイントは人それぞれで、う〜ん、難しい!
マンガナイトのメンバーは日々このような状況と真剣に向き合っています。
さて、2015年6月21日、マンガナイトではオリジナルマンガコミュニケーションゲーム「マンガつみつみ」を楽しむ読書会を開催しました。
「マンガつみつみ」は、マンガの単行本をカードにみたてて、作品の「ストーリー」「世界観」「キャラクター」などの要素を軸に、次々とマンガを積み重ねていく連想ゲームです。プレイすれば作品同士の意外な関係に気がつけると思います。つまり、前フリのような状況のトレーニングになるわけです。
会場は立川市子ども未来センター内にある「立川まんがぱーく」。1日400円の入館料で30,000冊以上のマンガが読み放題、というメンバーもおすすめの施設です。

スタッフも含めて8人のプレイヤーで読書会を開始しました。最初の場札「らんま1/2 」が開示されてゲームスタート!
最初の方では「師との別れを経験した主人公の成長譚」として、「ONE PIECE」「かくかくしかじか」「路地恋花」「みそのひみつ」などが積み上げられました。なかなか美しい流れです。
そこから近い読者層として「ポケットモンスターSPECIAL」、名は残さずとも何かを残した生き様として「チェーザレ 破壊の創造者」「最強伝説黒沢」、ダメ人間つながりで「NANA」と続いていきました。
読んだことのないマンガが場に出ている時や、選択肢がない場合、無理やりにでも共通項を探して喋らなければいけないシーンがあります。うまく全員を納得させれば良いですが、明らかにおかしい場合、他のプレイヤーは「異議」を唱えることができます。

自分の好きなマンガだと、思わず詳細に語り過ぎてしまい、墓穴を掘ってしまうことも…
中盤戦では、「星は歌う」からの「ドラえもん」、少し不思議なオムニバスつながりで「ニッケルオデオン」と積み上げられました。
終盤になり、「堀居姉妹の五月」から、「あなたのことはそれほど」へは、互いの欠けた部分を補い合う関係性つながりで収まるかと思いましたが、「収まるべきところに収まる安心感」と「何が起こるかわからない不安感」の本質的な違いを軸に議論が白熱しました。
さらにそこから「鉄コン筋クリート」へは、男女間と男同士の友情の違いにまで話が発展し、今回のゲームでもっとも盛り上がりました。
その後、「エヴァンゲリオン」「キン肉マン」「海月姫」「君に届け」「なるたる」「闇金ウシジマくん」「ヒナまつり」と続いたところで優勝者が決定しました。
「闇金ウシジマくん」から「ヒナまつり」への、アウトローな登場人物繋がりは、鮮やかでした!
今回のゲームでは、初対面の人たちで議論が遠慮がちになるのは仕方ないと思っていたのですが、そのような心配は無用でした。好きなマンガを熱く語り、フェアなディベートが繰り広げられ、思った以上に盛り上がったので良かったです。
私もゲームの中で、知らなかったたくさんのマンガの魅力を知ることができました。参加者のみなさまにはありがとうございました。


7月9日(木)開催のグリーンズ主催イベント[@greenzjp 9周年スペシャル! green drinks Tokyo「グリーンズの現在地」]に代表山内康裕がゲスト参加します。

日本財団「これも学習マンガだ!」選書委員会に代表山内康裕が選書委員として参加しました。

6月15日(月)発売『PRESIDENT NEXT vol.4』に代表山内康裕のコーナー連載「マンガ大好きMBAホルダーが推す!仕事に効く[ビタミン]マンガ」が掲載されています。『大使閣下の料理人』を題材に上司との関係に困っている読者の悩みに応えています。

6月15日(月)発売『AERA no.27』の特集記事「仕事の極意はマンガにあり」にて代表山内康裕がルポマンガについて紹介しています。

ライフスタイルキュレーションメディア『THE WORLD ELEMENTS』にて、代表 山内康裕が「マンガ初心者にこそ、おすすめしたいディープマンガ3冊」をテーマに選書とコメントをしています。

女性向け情報サイトALICEYの記事「雨の日はおうちで楽しもう♪ インドア趣味マンガ3選」にて、岩崎由美が選書と執筆をしています。

マンガナイトは2015年6月21日(日)、主催イベント「マンガナイト読書会―連想ゲーム・マンガつみつみ」を開催します。
イベントのメーン企画は、マンガの単行本をカードにしたオリジナルゲーム「マンガつみつみ」です。参加の申し込みはこちら(立川まんがぱーくのイベント申込フォーム)からお願いします。
マンガつみつみは、単行本をカードにみたてて、次々とカード=単行本を重ねていく連想ゲーム。参加者は、作品同士の意外な関係に気がつけると思います。
当日は数人のグループに分かれます。あらかじめ用意した単行本=カードから3冊を選び自分の手札に。あとは、順番に単行本を出していきます。最初に手札がなくなった人が勝ちです。
ポイントは単行本を出すときの連想を思いつくかどうか。手札から単行本を出すときは、すでにその場に出ている作品となんらかの関係のあるものしか出せません。それはキャラクターなのか?世界観なのか?うまく関連性を説明して、他の参加者が納得すれば手札を出すことができます。
今回の会場「立川まんがぱーく」にもご注目を。立川市子ども未来センター内にある施設で、新旧のマンガ作品がそろっています。イベント前になつかしい作品や新作をチェックしてはどうでしょうか。
最新の人気マンガを知りたい方から、ヘビーリーダーの方まで。マンガを介して気軽にコミュニケーションが生まれ、新しいマンガに出会えるイベント。みなさまのご参加をお待ちしております。
※過去のイベントの様子はこちらから
【マンガナイト読書会―連想ゲーム・マンガつみつみ】

女性向け情報サイトALICEYの記事「5月病を吹き飛ばせ!読むと元気の出るマンガ3選」にて、岩崎由美が選書と執筆をしています。


DOTPLACEでの代表山内康裕の連載「関谷武裕(「トーチweb」編集長)×山内康裕:マンガは拡張する[対話編]」がアップされました。


5月7日(木)発売のデザインとグラフィックの総合情報誌「月刊MdN」6月号の特集「漫画/イラスト/アニメ/アート 少女の表現史」に、代表 山内康裕『浅倉 南[タッチ]/国民的キャラ、奇跡の造形』、いけだこういち『ちせ[最終兵器彼女]/少女と兵器の暴力的接続』を寄稿しました。

女性向け情報サイトALICEYの記事「GWに一気読みしたい!巻数の多いマンガ3選」にて、岩崎由美が選書と執筆をしています。


4月15日(水)発売の雑誌『PRESIDENT NEXT vol.3』に代表 山内康裕のコーナー連載「マンガ大好きMBAホルダーが推す!仕事に効く[ビタミン]マンガ」が掲載されました。今回は、読者の仕事のお悩みに『ブラックジャック・創作秘話~手塚治虫の仕事場~』を紹介しつつ答えています。なお、お悩み相談はマンガナイトWEBサイトにて募集しています。

4月24日(金)19:00~ICTOCOで開催の『MANGA INNOVATION AWARD in NAKANO <M.I.A.N.> 第三弾企画トークイベント 「漫画家の登竜門を再考する(3)―これからのマンガ―」』 に代表 山内康裕が出演します。詳細とお申し込みはこちらになります。

DOTPLACEでの代表山内康裕の連載<ブルボン小林(コラムニスト)×山内康裕:マンガは拡張する[対話編]>がアップされました。


3月21日(土・祝)10:00〜16:00開催「まんがぱーくガーデン」by 春のまんが祭り にて、選書協力しています。

DOTPLACEでの代表山内康裕の連載<樹崎聖(マンガ家/漫画元気発動計画主宰)×山内康裕:マンガは拡張する[対話編]>がアップされました。

DOTPLACEでの代表山内康裕の連載「湯浅生史(小学館『ヒバナ』編集リーダー)×山内康裕:マンガは拡張する[対話編]」がアップされました。

2015年2月15日(日)、世田谷文学館で開催中の「岡崎京子展」(〜3月31日)関連イベントとして、ワークショップ「“90年代”ZINEをつくろう!」を開催しました。
岡崎京子の描くマンガには1980〜90年代の空気感が色濃く反映され、当時の若者たちのリアルが詰まっています。90年代「岡崎京子」はマンガを越えた「現象」として、様々なカルチャーのなかで輝いていました。その時代を皆で語り合い、共有することができないだろうか。それはとても楽しく、また岡崎京子さんやその作品をより深く知るためにも意義深いのではないか…そんな思いから、世田谷文学館とマンガナイトでこのイベントを企画しました。
3時間という長丁場のイベントにも関わらず、定員40名のところ、多くの方にご応募頂き、抽選でのご案内となりました。
当日の参加者は30代が多く、ほとんどが女性でしたが、10代〜50代まで幅広い年代の方々にお集り頂きました。中には17才の高校生も!それでも「90年代」という共通キーワードから、皆さんあっという間に打ち解けていました。
さて、90年代の雑誌・マンガ・CDなど、自分のお気に入りグッズを持ち寄ってZINE(小冊子)をつくろうというこの企画。
まず始めに4人1組にチーム分けを行います。そして、各チームごとに自己紹介をしつつ、持参した90年代グッズを紹介する「ワークシート(A6サイズ)」を書いてもらいました。
チームの机には、マニアックで超レアな一品、懐かしい漫画、岡崎京子の連載や対談が載っている雑誌など…思い入れいっぱいの90年代グッズがずらり。なかでもCDとファッション雑誌(『Olive』,『CUTiE』,『mc Sister』など)が多かったようです。やはり岡崎京子ファンにとって、音楽とファッションは欠かせない要素なのでしょう。そしてカルチャー雑誌『STUDIO VOICE』も外せません。
ワークシート貼付け用に、チェキでグッズの撮影も行いましたが、たくさんのグッズをご用意頂いた方はひとつに絞るのが難しかったようで、真剣に悩んでいらっしゃいました。とにかく皆さんの熱量がすごい! グッズにまつわる思い出のエピソードも熱くしたためてもらいます。
このワークシートには「一番好きな岡崎京子作品」の記入欄もあり、一番人気はやはり!? 『リバーズ・エッジ』。今回の展覧会でも『リバーズ・エッジ』の世界観に浸れる展示空間があります。この空間の、しんとしたヒリヒリする空気は、是非実際に足を運んで体験してもらいたいところ。
個人での記入が終わったら、チームごとに「チーム名」を決め「自由編集(A5サイズ)」ページの作成に取りかかります。内容もデザインも、各チームごとに自由に話し合って決めてもらいました。
チーム名は岡崎作品から決めたり、参加者の世代や共通の話題から考えたりと様々です。
自由編集用には、大人気の岡崎京子展関連グッズ「マスキングテープ」(現在完売。3月下旬再入荷予定)など、自由にデコレーションできる素材もご用意。
最終的に、岡崎作品の台詞をコラージュしたり、90年代の思い出を書き込んだりと、各チーム個性的で素敵な編集ページに仕上げて頂きました!
そして休憩を挟み、後半は各チームごとのプレゼンタイム。参加者全員で、持参したお気に入りグッズや90年代の思い出を共有しようという狙いです。このプレゼンが、とても濃い時間となりました。
各チーム3分ずつという持ち時間を越え、参加者一人ひとりが熱く語る!語る!!
プロジェクターでグッズを紹介する度に「うわぁ!」という、懐かしさと喜びの歓声が上がります。岡村靖幸が表紙の『月刊カドカワ』、ヒロミックス特集号の『STUDIO VOICE』など、90年代を体言する人たちの写真に感嘆が漏れたり、特集が「ドラッグ」という現在では考えられないアングラ雑誌『危ない1号』には、どよめきの声も…
お話の全てがおもしろく、参加者の皆さんはもちろん、世田谷文学館とマンガナイトのスタッフ一同も引き込まれてしまいました。
カルチャーについて、90年代に培ったものが今でも自分の根底にあるという人がいる一方、10代の最も多感なときに90年代をすごしたはずが、当時はそのカルチャーに触れず、大人になってから「再発見」した、という方も少なからずいたようです。
また当時と現在のカルチャーを比べたとき、10代の参加者が「90年代は<懐かしい>より、むしろ<新しい>」と話していたことと、現在の閉塞感についてコメントされた方は、どこか繋がる部分があるように感じられました。
そして、岡崎京子愛も惜しみなく聞かせて頂きました! ここで興味深かったのは、岡崎作品はマンガという枠を超え、カルチャー雑誌のような役割があったということ。
作品で描かれた街やエピソードに憧れ、実際にライブハウスを巡って音楽を聴いたり、渋谷で買い物をしたり、遠出をしたという人も多数。岡崎京子が、今でいうファッションリーダー以上に、ライフスタイルにまで絶大な影響力をもっていたことを実感しました。
というわけで、プレゼンは予定時間をはるかにオーバー。濃密な時間はあっというまにすぎてしまいます。
いよいよ最後に刷り上がったページを製本し、ZINEが完成した方から自由解散となりました。
黒い表紙には「BE REVIVED ’90S」という白抜きのタイトルと、岡崎作品のカット。遊びの紙はもちろんpink!世界に40部、シリアルナンバー入りです。
イベント終了後も、連絡先を交換したり、持ち寄ったグッズを見せ合ったりと、解散が名残惜しい雰囲気…
参加者全員での集合写真を撮る時間がなくなってしまったのは残念でしたが、皆さんの満足そうな笑顔を見ることができました。
このレポートの締めくくりに、今回のイベントに寄せた世田谷文学館のメッセージの一部をご紹介したいと思います。
――「ただ、私は『あの頃』をピンでとめてみたいだけ。」と岡崎京子は『東京ガールズブラボー』の連載中に語っています。このZINEもまた、“ピンでとめ”られた90年代の“あの頃”として読んでみてください。
バブル崩壊後「失われた10年」とも呼ばれる90年代。それでも、この日の皆さんの熱量に触れ、私たちは「あの頃」を岡崎京子作品と共に、逞しく歩んできたのではないかと感じることができました。
今回のイベントで作成したZINE「BE REVIVED ’90S」は、世田谷文学館の1Fロビーでご覧頂けます。「岡崎京子展」にお越しの際は、どうぞお手に取ってご覧ください。
ご参加頂いた皆さま、そしてご応募頂いた皆さま、本当にありがとうございました!
関連リンク:
2014年11月1日に行われた本展のプレトークイベントの様子もこちらからご覧いただけます。
親友・愛弟子・ファンが語る岡崎京子 桜沢エリカ×安野モヨコ×しまおまほ「岡崎京子展」プレトークイベント


2月6日(金)発売「プレジデントウーマンvol.2」特集『ココロがじんわり元気になる!「マンガ大全」』に代表 山内康裕、岩崎由美が選書協力および監修協力をしました。


桜木町のワールドポーターズや赤煉瓦倉庫… 人気観光地のすぐそばに、JICA横浜という施設があるのはご存知だろうか? このJICA横浜内の海外移住資料館で「日系人とマンガ」をキーワードにした企画展示が行われている。小規模な展示ながら、世界の共通言語となった“Manga”の力を改めて感じられる興味深い内容だった。
JICAとは日本の政府開発援助(ODA)の実施機関であり、開発途上国への国際協力を行っている。そして、JICAの国内拠点のひとつであるJICA横浜では、かつて多くの移民が横浜港から旅立った歴史などから海外移住資料館を併設しており、日本移民史を学べる常設展示もある。
今回の「マンガ!Manga!Mangà!-日系人とマンガの世界-」は、ここでの特別展示にあたり、日系人と関係のあるマンガを下記の5つに分類して紹介している。
日本人移民の歴史をテーマにしたマンガ
著名な日系人や日本のイベントをテーマにしたマンガ
日系人自身が描いているマンガ
日本語を学ぶためや、日本文化・歴史を知るためのマンガ
海外でのマンガブームが後押しとなり作られたマンガ
パネル展示18枚のほか、収集したマンガ75冊、3名のインタビュー映像を見ることができる。
展示のメインとなるパネルは丁寧な解説付きで、日本移民についても学べる。
<日系人に関するManga>の中には「バンクーバーの朝日」として映画化され話題となった、カナダ野球の殿堂入りを果たした日系人チームを描いたマンガ『バンクーバー朝日軍』の展示もあった。
<日系人によるManga>の作品展示は、必ずしもストーリーが日系人に関係しているというわけではないが、歴史的な価値のあるものも多い。例えば海外で日本人が描いたマンガで最も初期のものとしてヘンリー木山義喬による1931年の『漫画 四人書生』(写真・下段左)がある。アメリカでの生活習慣の違いに悪戦苦闘する日本人学生の姿をおもしろおかしく描いたものだそうで、ほのぼのしたタッチに心惹かれる。
最近のものとしては日系スペイン人のケン・ニイムラの作品が展示されており、2012年に第5回国際漫画賞で最優秀賞を受賞した『I KILL GIANTS』(写真・下段右から二番目)、2014年の短編集『ヘンシン』(写真・下段右)は、アメコミやBDなど海外のマンガが苦手な人でも、シャープな雰囲気が日本のマンガに近く手にとりやすい印象を受けた。
1月17日(土)には、担当学芸員によるトークショーも開催され、日系人とマンガの関わり方や、展示作品についてより深く知ることができた。トークは日系人がマンガに描かれた(描いた)移住国に、どのように貢献しているかについて及ぶことも。
このスライドで紹介されているのは、南米で描かれた実在の日系人、または日系人として描かれたキャラクター。一目見ておわかりの通り、ほとんど一筆きのような細い目をしている。ブラジルでは日系人のことを、愛称として「オーリョス・ プシャードス(引っ張られた目)」と呼ぶそう。
昔の外国映画では、日本人を描くときのアイコンとして「メガネとカメラ」を持たせることが定番だったが、マンガ表現からも、外国人から見た日本人(=日系人)の特徴がわかっておもしろい。
トークショーのなかでも興味深かったのは、各国への日本人移住百周年記念事業の一環として、マンガの出版が相次いだという話。例えば、ペルーには1899年、ブラジルには1908年に初めて日本人が移住したのだが、二世・三世と代を重ねるうちに、どうしても日本語や日本移民の歴史を知る人は少なくなってくる。そこで若い世代、次の世代に日本人移住の歴史を伝えるために「マンガ」という手段が選ばれたのだ。<移民史に関するManga>である。
更に、特殊なケースではあるが、ブラジルでは2008年の日本人移民百周年を機に「ブラジルの手塚治虫」と呼ばれる巨匠マウリシオ・デ・ソウザが、自著『モニカと仲間たち ユース版 43号,44号』で鉄腕アトムやリボンの騎士、ジャングル大帝をコラボレーションさせている。見慣れた手塚キャラの表情が、どことなく外国風(ブラジル風?)である点も楽しい。
実はソウザと手塚治虫は親交があり、いつか一緒にマンガを描く企画を温めていたという。亡くなった手塚との約束を果たすため、ソウザ自ら手塚プロダクションに連絡をとったのだそうだ。ソウザの夫人は日系二世で、マンガチームのスタッフにも日系人がたくさんおり、日本との関係も深い。
この贅沢なコラボ作品のテーマはアマゾンの自然保護。それだけで骨太でおもしろそうだが、ブラジルのマンガ界を代表するキャラクターと、日本を代表する手塚のキャラクターが一緒に活躍すると聞くだけでわくわくする。日系人キャラも登場するらしい。ポルトガル語版だけでなく、日本語翻訳もしてくれないだろうか… 是非読んでみたいと思うのは、私一人ではないはずだ。
日本から遠く離れ、見知らぬ土地に移り住むことを決意した移民たち。夢を追い求めたにも関わらず、言葉や暮らしの壁に直面し、厳しく過酷な労働、差別や偏見にも苦しんできた。日本人街で触れるマンガ雑誌や新聞のマンガ絵などに、どれだけ励まされたか… 想像に難くない。
また今回の展示では、普段の来場者層よりも若い世代が訪れたり、今までJICAを知らなかった/接点のなかった人たちからの反響もあるそうだ。「移民、日系人…なんだかよくわからないけど難しそう」そんな敷居の高さを感じる人にも「マンガ」というキャッチーな要素をかけあわせることで「おもしろそう、ちょっと見てみようかな」という気軽さを演出できるのではないか。
好評を受け、今後も「マンガ」を切り口に企画展示を行う考えもあるそうだ。気軽さや来場者とのコミュニケーションの点でも、企画関連のマンガや資料のいくつかが自由に手に取って見られるなど、展示に工夫があれば嬉しい。パワーアップした企画の実現を期待したい。
マンガが遠く離れた国を、時間を、そして人をつなぐ媒体になりえる。専門知識がなくても、特別な装置がなくても、場合によっては言葉さえわからなくても、誰でもどこでも親しめる。「日系人とマンガ」のキーワードから、マンガのもつ普遍的な力を改めて感じることができた。
そして、ふと思い出したのは、フランスの漫画家と日本在住の作家がそれぞれ「日本」を描いた2005年出版の『JAPON―Japan×France manga collection』。企画が素晴らしいことはもちろん、6カ国語で同時発売というのに制作側の「本気」を感じた。
近年はWEB掲載のマンガも増えている。海外からアクセスすることも容易だ。ブラジルのソウザと日本の手塚のコラボレーションが、日本ではあまり知られていないという事実も踏まえ、世界共通語となった’’Manga’’が、より広い世界を「つなぐ」ために、映画や書籍と同様、海外での発売・掲載を視野に入れた展開が増えることを願う。
(山口文子)

日本財団「マンガと学び研究会(委員長 里中満智子 氏)」で、代表山内康裕が委員を務めました。

2010年から、日本は国を挙げてポップカルチャーを主としたソフトを海外に打ち出してきた。その中でもマンガやアニメは海外でもポピュラーなものだろう(日本以外でこの記事をご覧の読者、いかがだろう?)。一方、「ガイマン賞」や「海外マンガフェスタ」の開催を筆頭に、日本以外の国のマンガを日本で広げる動きも活発化の兆しが出ている。
それでも、まだまだこれから。「国境を越える」という言葉では無く、そもそも越えるものなんて無い状態ーー「フラット」になれたならば、マンガもバンド・デシネもアメコミもマンファももっともっと、読者との素敵な出会いが生まれるに違いない。
それをごくごくナチュラルに実現している漫画家、ケン・ニイムラのこれまでと現在に迫った。
物心ついた時から気がついたら何か描いていました。とにかく本が好きで、紙にマンガを描いてホチキスでとめて一冊にまとめるのを楽しんでいて。なぜ好きか、というのはあまり考えたことが無くて、とにかく好き!です。
生まれてからずっとスペインでしたが、父の帰省に合わせて、父の実家がある日本には2年に1回くらいの頻度で行っていました。大学を卒業するまではずっとスペインですね。
小学校の授業で足を運んだことはありますが僕は全然良さがわからなくて(笑)、もちろん良いもの、優れたものだという認識はあったんですが「ふーん」みたいな。油絵や絵画って、トーンが暗かったりして、小学生じゃそういうの楽しめないですよ。でも、デッサンは好きだったので10歳くらいからレッスンを受けていました。高校も美術の学科があるところを選んで……方向性はずっとそんな感じです。
今でもあの頃と、気持ちとしては同じなんです。だからガラッと何かを変えたわけではありません。でもいうならば、本格的にやり始めたのは15歳。友達とテーマを決め、読み切りを描いて同人誌にするのを7年ほど続けていました。
そういう活動をしているうちに、大学2年生の時にスペインで商業デビューしました。それは日本のコミックスのような形ではなく、32ページくらいのどちらかというとアメリカのコミックブックに近い読切りを描いて、他に作品を5作ほど。でも、やっぱりこれまでの延長線上にあるもの。「プロ漫画家になったぞ!」という気持ちではなく、もっともっと勉強したいと感じました。大学の美術科では専攻を選ばなくても良かったので、写真、デザイン、クロッキー、油絵、なんでも勉強していきましたね。「マンガ家になりたい」という気持ちはずっとありましたが、それでうまくいくとは限らない。ここできちんと幅広く勉強しておけば、漫画家として生きていけなくても別の仕事をしながらマンガを描けると思って。在学中、絵本の勉強ができるベルギーの美大に短期留学したこともありました。
スペインにも日本のコミケやコミティアと同じように、「サロン・デル・マンガ・デ・バルセロナ」といったいくつかコミック・コンベンションがあり、そこに友達と一緒に出展していたんです。そのコンベンションの一つで『I KILL GIANTS』原作者のジョー・ケリーさんに声をかけて頂いて、作画を担当することになりました。パリに滞在しながら1年かけて描き上げて、2009年に出版。ここから3〜4年が漫画家として色々な学びがあった期間でしたね。この作品のおかげでフィンランド、イタリア、アメリカなどさまざまな国のコンベンションに招待して頂きました。
そうなんです。マーベルでジョーさんと『スパイダーマン』などスーパーヒーローもの短編を描いたりしていたのもこの時期。初めての経験も学びも多く、とても楽しい期間でした。ですが結果として思ったのは、細々と作品を出すのはとても勉強になるけれど、キャリアとして考えると厳しい。もっと自分を試せるチャンスが必要だと思いました。それが、日本に行こうと思ったきっかけでした。
作中のページを日米版で比較してみた。日本語訳すると文字数が増えるため、フキダシが大きめになっている。フキダシ内の余白も日本版のほうが広めだ。ニイムラさんは原稿を手描きで仕上げた後にスキャンし、Illustratorでフキダシのレイヤーとコマの枠線のレイヤーを重ねる作画方法をとっているため、このような後からの調整が可能だった。
正確には、24歳の2006年に大学を卒業してパリへ行き2009年まで滞在し、海外をブラブラしてから2011年9月に日本へ渡った、という流れです。パリではスペイン向けWEBサイトに向けて、パリのカフェやショップなどの情報を発信したりエッセイマンガなどを描く仕事をしていました。
もともと行き来があってなじみのある国だったので、どんな国がわかっていたので安心だったというのと、マンガに対する仕事の仕方の違いです。バンド・デシネの作家には編集者が制作中の作品に対して口をあまり挟みません。最初に何を作るかのみ打ち合わせたらあとは作家が完成まで持っていくのみ。僕にとってこれは、きちんと面白いものを作れているのか不安が残る進め方なんです。
一方日本では、ストーリーも作画も編集者と密に打ち合わせをして一緒に作る。この方法が合うな、と感じました。『I KILL GIANTS』を描いていた時もアメリカの編集者は僕の作画に何も介入してこなくて、これは普通、“親切なこと”なんですが、僕はとても不安で。もちろん自分一人だけで完結できる作家は大勢いて、そこでいい作品を作れるのは天才だと思うし、純粋にすごいと感じています。ただ、僕はそのスタイルじゃなかった。
ニイムラさんの作業部屋。昭和レトロな雑貨やインテリアなのが印象的だ。少し古めかしいものが歴史を感じて好きなんだそう。子供の頃も、同級生が話題にするような流行の音楽より、親世代がよく聴くものが好きだったという。
ネームを描いて、編集者に見せて、色々と相談してやり直したりもして……OKだったら原稿を進める。このスタイルで良いものができているなという実感はあります。少なくとも前よりは……あくまで個人的に、ですけどね!(笑)前よりも脚本も書けるようになったというのは、確実にありますね。
線を全て筆で描いた第5話の原稿。女性の髪、光の方向などが丁寧に描かれている。
第9話の原稿。この時も筆を使って描かれており、雨、川、人物、建物などより洗練された印象だ。
『へ/ン/シ/ン』では読みやすさに集中していますので、今回はあまりしていませんが、『I KILL GIANTS』では映画っぽく描いています。ラストシーンとの対比になるよう影も多めに、ダークに。使っているのは線を描くペンとベタ用の日本の筆で、書道で使う筆にインクをつけて使っていました。あとはパソコンでグレーのトーンをつけました。原稿用紙は水彩用の紙を使って、印刷された時に少しテクスチャーが出るようにしています。Photoshop的にいうなら、ノイズが出るように。キレイすぎると作品に合わないと思って、作品に合った情報量になるようにしています。200ページくらいの作品自体が初めてで、それを同じ手法で貫くのも初めて。僕にとってとても実験的でした。
うーん、難しいのですが、何かコミュニケーションが絡んでいるもの。言葉が通じないからわからない、じゃなくて、語らなくても通じ合えるものがある。それは日常のささいな中にもあって、そこを描いてみると楽しいと思うんです。通じ合えないこともあるからこそ楽しい。
アイデアスケッチ。「考え事をする時は、日本語、英語、スペイン語どれでも。その時に合わせて」だそう。スケッチから察するに、静止画で考えるよりも映像が頭の中に流れているようだ。
第11話のラフ。「猫を飼いたいが飼えない」というニイムラさんのむずむず、わくわくした猫への愛とキュートな妄想が伝わってくる。
まずは『へ/ン/シ/ン』の単行本と来年スペインで出る短編集を仕上げることに注力します。あとは新しい作品の準備を始めたいと思っています。みなさんに面白いと思ってもらえるようにしたいですね。
ニイムラさんにインタビューをしてみてわかったのは、マンガを描くということがごくごく自然に彼の中にあるということ。それが許される環境があれば、そこへ行く。冒頭でも述べたように、日本を含めさまざまな国々が互いのコンテンツを広げようとしているが、作り手の視点に立ってみるのもいいのではないだろうか。作り手にとって「作品を生み出せて、生活できる環境があればどこへでも」という考えは、おおいに“アリ”。海外で活躍する漫画家が日本で存分に活動できる場を整えてみれば、マンガやアニメ業界にも新たな展開も期待できるのではないだろうか。(2013/12/23)

1月17日(土)発刊の日経プラスワンの特集記事「何でもランキング 世代を問わず愛される長編マンガ」に、代表 山内康裕が選者協力しました。WEBからもご覧いただけます。

前編では1月10日に開催されたマンガナイト読書会での、マンガ帯カルタの模様をご紹介しました。今回は後編となります。
イベントの後半パートでは、各テーブルで良かった帯を数点ずつ選んでもらいました(オビ=ワン・グランプリ)。普段は表紙の引き立て役の帯ですが、買いたくなるフレーズ、デザインの良さなどから、ここでは帯中心のコンクールを行います。結果として6点の帯が選出され、その中で決選投票を行い順位を決定しました。
『ボールルームへようこそ』(竹内友)の帯
「僕らのことを見てほしい――。」競技ダンスを描いた本作品、スポ根らしさが出たセリフが切り取られている。さわやかな表紙の絵とあいまって、スタンダードな役割を果たした良帯。
『10DANCE』(井上佐藤)の帯
「真夜中の教室で、男がふたり、秘密のレッスン」ターゲットとなる層を逃さない、わかりやすい作品紹介。帯の右下には小さく「本書は本格ダンスコミックスではありません。本格BLコミック(予定)です。」と書かれている。(予定)だけあって、確かにこの帯の1巻にはあまりBL要素はない。ストーリーもいいので、BL好きにはもちろん、BL好きでない人にも。
『放課後ミンコフスキー』(帯屋ミドリ、青柳碧人)の帯
推薦者が、読書会参加前に中身を見ずに「帯買い」した1冊。表紙と絵柄が繋がった帯には、本来の表紙デザインにはないフキダシがついていて、作品内容を想像させるものになっている。今流行り(?)のタイムリープものということで、日常にちょっとした違和感を与えるSFの構図が、表紙にささやかなアクセントを加える帯の役割と相似形をなしており、工夫を感じる1冊。

『大根入りカレーライスの唐辛子あえ』(守村大)の帯
帯全文「クリスタルマッツァオ!今、いっちゃん新しいニューウェーブ感覚が描くユニークなBOYSとGIRLSのデイリーライフ。」本体作品は1981年刊行。極太の明朝体で流行り言葉を詰め込んだ帯は当時からウケ狙いだったのかもしれないが、今やそれさえも醸成されて独特の雰囲気を放っている。
『運命の女の子』(ヤマシタトモコ)の帯
表紙を含めた全体のアートワークの素晴らしさと「潰してあげる。」の不穏なフレーズのコントラストが秀逸。人間の怖さが存分に描かれた作品内容ともあっている。帯がかかっていることで、表紙の女の子の口元が隠れ、よりミステリアスな新しい表情となっているのもおもしろい。(Amazonリンク先では帯の外れた画像がみれます)
『かばやし』(原克玄)の帯
「浅野いにお絶賛」のフレーズが帯の表、裏、背(本来、作者名があるべき部分)の全てに踊る。本体作品のアイデンティティを疑う潔さだが、やはり浅野いにおが絶賛するだけあってすばらしいギャグマンガらしい。
ちょうどお腹がすいてきたところでマンガメシの時間となりました。今回、ケータリングをお願いしたのは「中山沙也可とことり食堂」さん。ことり食堂は、神宮前で心と体に優しいご飯を日替わり提供しているかわいいレストランです。
今回は特に、「ごはんが特徴的なマンガ」×「冬に食べたいご飯」というコンセプトで5品をアレンジいただきました。大皿、お鍋が部屋に運び込まれるたびに上がる参加者からの歓声。
どのメニューもとても美味しくて、身も心も温まりました。懇親会ではマンガメシをいただきつつ、三々五々のグループで、帯カルタの感想やマンガを利用したゲームのアイデア、最近のおすすめマンガなど思い思いの話題に花を咲かせました。
マンガ帯カルタの熱い戦い、Hotなマンガメシで外の寒さも思い出せない一日となりました。参加者の皆さまにはご来場いただき、ありがとうございました。

DOTPLACEでの代表山内康裕の連載<マンガは拡張する[対話編]加藤隆生(株式会社SCRAP代表)×山内康裕 6/6「みんながマンガを『一過性のもの』だと思っている。」>がアップされました。

DOTPLACEでの代表山内康裕の連載<マンガは拡張する[対話編]加藤隆生(株式会社SCRAP代表)×山内康裕 5/6「読んで終わりではなく、もっとリアルなものにしたかった。」>がアップされました。