「下ネタ」の応用力の高さに、笑いを通り越して感心してしまう作品。きっと作者の目には、政治も経済も宗教も、世の中のあらゆる事象が「下ネタ」として映っているのでしょう。「女子高生の日常」を世界観に繰り出される4コマギャグ(全て「下ネタ」)は単行本1冊につき、怒涛の約300題。2巻では「あずまんが大王」のキャラクターも参戦。同じ「女子高生の日常」を世界観としながら、対極に位置する作品同士のコラボレーションは必見です。内容に反して絵柄は淡白で、際どい描写もデフォルメされており、時に不謹慎と思えるネタですら、不思議と許せてしまう独特の魅力があります。飲み会の前に読んでいけば、色々な意味で一目置かれるかも!?
投稿日: 2015年7月13日
文=小谷中宏太
1991年生。千葉県市川市出身。普段は、行政機関や不動産デベロッパー等に対して「人が集まり、賑わいが生まれる場」を企画・提案する仕事をしています。マンガナイトに参画した理由は、仕事の一環として、マンガが持つコミュニケーションツールとしての可能性に注目していたこともありますが、やはりマンガやアニメについて思いっきり語れる「場」に居たいということと、自分もそんな「場」を創ることに対して、力になりたいと思ったからかもしれません。マンガナイトではワークショップの運営と「日替わり推しマン」の執筆が中心ですが、何でもやります。お気軽にご連絡下さい。