いつかティファニーで朝食を

個人的に「アラサー女性が共感してしまう漫画」の一つ(他には東京タラレバ娘おんなのいえ等)。他作の主人公たちが恋愛や仕事で「女としての戦い」に意図せずのせられて、ひとり心をえぐられていることが多いが、本作は既婚者や地元に戻る友人、彼がいない後輩など異なる境遇間で朝食をきっかけに「悩みの共有」を経てサクッと元気になるキャラクターたちの絶妙なフィクション感が魅力。「わたしも朝食食べてまた頑張ろう!」と前向きになれるので、ぜひ疲れた夜には思い出して読んでみて欲しい。

文=kukurer
マンガナイト内では極稀にイベントと極稀にライターを担当。月刊少年ジャンプ・マガジン・りぼん・ちゃお・週刊マガジンで幼少期、多感な時期を花とゆめと同人誌で過ごしました。 ハチミツとクローバー、not simple、高台家の人々、彼女とカメラと彼女の季節、夏の前日を通年推しています。わりと短編や短めのマンガが好みです。 マンガ以外の趣味は、ダイビングとスノーボードと映画。肉とかにみそが好物です。