恋文日和

タイトル通り「恋文(ラブレター)」をテーマにしたオムニバス作品。手紙、FAX、ビデオ…様々な媒体を通して描かれる、切実でまっすぐな気持ち。笑えて、泣けて「こんな恋がしてみたかった!orしたい!」と、きゅんきゅん必須です。『恋文日和』を読むと→「どの作品が好きか」を語りたくなり→友達に読ませたくなり→好きな作品から恋愛タイプを分析してみたり→また他の人とも語りたくなり…という無限ループに陥ります。私は第一巻の『図書室のラブレター』と第二巻の『真夜中のFAXレター』が大好き。と鼻息アツく語ったところ「あぁ、女子の夢、てかんじ?」とクールぶった男子のことをいつまでも許しません。男子諸君も、是非アツく語ってください!

文=山口文子
1985年生まれ。映画制作を目指して迷走中。歌も詠む。マンガナイト見習いで、執筆などをお手伝い。 女子高時代、魚喃キリコの『短編集』をきっかけに、安野モヨコ、南Q太などフィールヤング系を読みあさる。その後、友達と「週10冊ずつオススメ漫画を交換する」修行を数ヶ月行い、興味のベクトルが全方向へ。 思い入れの強い漫画に『BANANA FISH』、『動物のお医者さん』、『ナンバー吾』。岡崎京子の影響を受け続けて今に至る。