昼のセント酒

仕事は終わったことにして、昼間っから銭湯につかり、そのままビール!…という背徳感をがっつりと楽しめるマンガ。主人公が「…申し訳ない!」と思いながらも、満面の笑みを浮かべて風呂につかるその姿は、まじめに働いている人々にとって敵以外の何ものでもないが、いつか1度でいいから実践してみたくなる魅力がある。ちなみに、孤独のグルメの原作者・久住昌之さんが書いたエッセイをもとにドラマ化したものを、コミカライズしたという経緯。実在する銭湯や飲食店が登場するので、都内銭湯のガイドマップとしてもぜひ。

文=松尾奈々絵
1992年生まれ。少女漫画から青年漫画まで好きです。趣味は野球観戦。