主人公のいじめられっ子高校生が、文化祭でライブする場面。不良にスコップで頭をぶっ叩かれて血みどろになりながらも、笑顔&パンツ一丁でロックンロールを歌い続ける。すると別のいじめられっ子がライブ会場の体育館を重機で破壊しに来る。常識を破るロックステージの連続で、就活期にコンビニで立ち読みした時、脳天に電流が走った。志望するメディア企業に落ちまくっていてほかの業界に就こうか悩んでいるところに、一時フリーターになってもいいから挑戦してみよう、というエネルギー、勇気を与えてくれた。
投稿日: 2018年10月10日
文=黒木貴啓
1988年生、鹿児島出身、東京在住のライター。マンガナイトでは執筆を担当してます。ロックンロール、もしくは仮面が題材の漫画を収集&研究中。大橋裕之「音楽と漫画」、榎屋克優「日々ロック」、そして何よりハロルド作石「BECK」……日本人が成したことないロックの魔法を漫画のキャラが見せてくれるところに、希望を感じてしまいます。