ハチミツとクローバー

才能があったり、可愛かったりする登場人物のなかで、主人公の竹本くんだけは、本当に普通の男の子。なかなか就職先が見つからず、悩んで自分探しの旅に自転車で出かけるところが印象的で。私が『ハチミツとクローバー』を読んだのがちょうど大学生で、就職活動に悩んでいる時期だったので、一緒に就職活動をしている気分でした。「同じような人がこの世界にいる!」ということが、自分にとって何より救いでしたね。わたしも一人旅行きたかったな。

文=kuu
マンガナイトではイベントのお手伝いと、執筆ちらほら。90年前後のなかよし、りぼんなどの影響をやや強く受けてますが、いろいろ読みます。好きな漫画家は、羽海野チカ、佐原ミズ。展覧会と舞台、可愛くて面白いものに心惹かれます。お茶とおいしいものにも。