巷には「女子高生×〇〇」系のマンガが数多くある。はいはい、萌え系ね、可愛い女の子を出せば売れると思ってんだろ、興味ないよ…と敬遠することなかれ。女子高生はあくまで入口を広げるツールであって、「×〇〇」の部分にこそ作者の真の熱量が潜んでいるのだ。その点自らの猟師としての日々を綴った『山賊ダイアリー』の作者、岡本健太郎先生が原作に入った本作のガチ度は折り紙付き。ぜひ手に取ってセミの食べ方等実践的アウトドアスキルを学んでください。なお、私は表紙につられてジャケ買いしました。
投稿日: 2018年10月23日
文=青柳拓真
1992年生。10代の多くをシンガポールで過ごす。何度も読み返してきた漫画は「ジョジョの奇妙な冒険」、「鈴木先生」、「それでも町は廻っている」、「三月のライオン」、「魔人探偵脳噛ネウロ」など。漫画の面白さって何なんだろう、「漫画」ってどう定義できるんだろう…とか色んな作品を読んで考えるのが楽しい。オールラウンドなマンガ読みを目指して最近は恐る恐る少女漫画に挑戦中。